邑智駅伝競走大会に参加した『おおなん福祉会』

おおなん福祉会本部（左）　ケアハウスゆめあいの郷（右）

おおなん福祉会理事長日高勝明さん

日高理事長と古川玲子さん 3月25日日曜日、桜の開花便りがニュースで聞かれる中、邑南町は雪が降っていた。冷たい風に体感温度は零下ではと思うほど寒かった。

開会式とスタート地点、邑南町田所の公民館前で、おおなん福祉会理事長日高さんとゆめあいの丘所長古川玲子さんが待っていてくれた。

時折日差しが出るものの、寒い中選手たちは準備をはじめアップに余念がない、理事長さんと所長さんは、選手と握手をしケガをしないよう、くれぐれも無理をせずタスキをつないでほしいと、激励した。

（右写真）日高理事長と古川玲子さん

理事長さんに話を聞いた。
おおなん福祉会は特別養護老人ホームをはじめ、10箇所の施設を運営している。職員はパートタイム勤務を含め、150人。最近は若い男性職員が増えてきたという。

理事長さんは、法人すべての部門が安定した運営を続けていくために、最も必要なことは優れた人材の確保です。地域の若い人達に働く場所を提供することも大事なことです。また、自ら人材を育成するため、高校新卒者受け入れに門を開き、23年度末地元矢上高校の新卒者を採用決定しました。

地域福祉の担い手育成に力を入れていると話してくれた。

邑南町駅伝大会は今回で第63回、昭和22年この町に国鉄バスが開通したことを記念して、第1回目が開催されたという。以来63年、平成の合併後も地域のイベントとして開催している。

古川さんによると、昨年に続き2回目のエントリーだそうだ。
一般の部・職域の部・高校生・中学生と4クラスで競う。昨年は、職域の部初出場で3位、3区一番長い距離を走った日高正男さんは区間賞を取った。

7人全員が、各施設から選抜された精鋭メンバーで構成されている。といっても、陸上経験はあるのか、ないのか? おそろいのピンクのTシャツを着て笑顔で走っていった。

理事長さんに聞くと、まずは、地域のイベントに参加することで、地域を盛り上げたいということだった。
それから、「おおなん福祉会」の名前を、皆さんに知ってもらういいチャンスだ。

一番には、法人の基本理念「輝いていのち」の言葉を大切にするには、人こそが財産、職員のモチベーションアップ、コミュニケーションアップには、とてもいい機会だ。

駅伝大会でつないだタスキ、皆さんの笑顔に達成感があふれていた。

今回のメンバーは、昨年と同じメンバーだった。

「自分で希望して参加したんですか?」

「いいえ、無理やりです」そんな言葉とはうらはらに、うれしそうだった。

「じゃー、3回目も同じメンバーですね」

「ひやーあああ」

たくさんの職場の同僚や家族の応援を受けて、雪交じりの風の中、駅伝大会は終了し、お楽しみ慰労会へと出かけていった。

邑智駅伝競走大会に参加した『おおなん福祉会』

さて、結果はというと、タイム 1時間33分33秒職域10チーム中4位、総合31チーム中20位タイムは昨年よりよくなっていた。3区日高正男さん、おめでとう今年も区間賞。

理事長さん古川さんゴールの後、ご苦労さん、無事に事故もなくタスキをつないでくれてありがとう。感謝の言葉と笑顔で記念写真に納まった。

スタート前、日高理事長の激励をうけ、いざ！！

第一走者　デイサービスセンター・山本浩司選手

31チームが一斉にスタート

2区　はあもにぃはうす・平野貴史選手から3区おおなん福祉会本部・日高正男選手へ

３区日高正男さんの力走、おめでとう今年も区間賞

４区　デイサービスセンター・吉川　良選手へ

5区～6区　ケアハウスゆめあいの郷・岡崎孝俊選手から特養ホームゆめあいの丘　佐藤守選手へ

アンカー　特養ホームあさぎり・池本龍二選手　職域１０チーム中４位

2012年3月25日取材ティーエム21 宮崎峰子